Purity of essence

文芸全般、主に映画と書評です

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Factfulness

1.分断本能 世界は分断されているという思い込み 分断本能を抑えるには大半の人がどこにいるかを考える 極端な数字の比較には気を付ける 上からの景色には気を付ける 2.ネガティブ本能 世界は悪くなっているという思い込み ネガティブ本能を抑えるにはゆっく…

ベーシックインカムはセーフワード

ブルシットジョブによると、ベーシックインカムは上司に「辞めてやる!」という権利を労働者に与えるという。 これはまさにファックユーマネーと同じではないか。(厳密にはファックユーインカムだが) 著者のデヴィッド・グレーバーがこのワードを知ってい…

ブルシットジョブクソどうでもいい仕事の理論 第7章

労働者は失業者を寄生虫だのなんだのと反感を抱くし、失業者は雇用者に反感を抱くし、ブルシットジョブ従事者は生産的な労働者に反感を抱くし、生産的な仕事だが、報われない労働者は、数少ない有用かつ報酬のいい仕事を独占しているリベラルエリートに反感…

ブルシットジョブクソどうでもいい仕事の理論 第6章

無意味であること、価値、効用、有用性それぞれについて、意見がバラバラであることが多い。絶対的な尺度などないからだ。労働の社会的価値と経済的価値がほぼ反比例しているという事実と、その事実を一般人が広く受け入れていることは、無意味なものには報…

ブルシットジョブクソどうでもいい仕事の理論 第5章

ブルシットジョブの増殖の元凶は3つの次元で考えることができる ・個人的な元凶 なぜ人々はブルシットジョブを行い、耐えているのか? ・社会、経済的元凶 なぜ社会や経済はブルシットジョブを増殖させているのか? ・文化、政治的元凶 なぜブルシットジョブ…

ブルシットジョブクソどうでもいい仕事の理論 第4章

サービス業、感情労働についている人間は、自分の仕事がブルシットジョブだという自覚を持つものは少数であった。このことはブルシットジョブの苦しみは、自分に何が求められているかがわからないという点にある。そのため、背負うものがないものほど、ブル…

ブルシットジョブクソどうでもいい仕事の理論 第3章

ブルシットジョブはたいていは雇用のための雇用である。ブルシットジョブ従事者の苦悩は、自らの意思に反して、詐欺行為を行っているということにつきる。 中世の農奴は意外と働いていない。理由は監視されてなかったから。 ポーランド人「怠け者が編むのは…